「温泉まちづくり研究会」は、7つの温泉地(北海道阿寒湖温泉、群馬県草津温泉、三重県鳥羽温泉郷、兵庫県有馬温泉、愛媛県道後温泉、大分県由布院温泉、熊本県黒川温泉)が、日本の温泉地、温泉旅館が抱える課題について、共に解決の方向性を探り、活性化に資することを目指しています。
2024年度は、「温泉地の環境対策」「人材不足」という2つのテーマに沿って活動を行いました。旅行者の環境意識が高まる中、国際的な競争力の高い温泉観光地へとさらなる発展を目指すためには、より戦略的に「環境に優しい取り組み」を進めていくことが必要です。また人材不足は日本全国の温泉地において深刻な課題となっており、早急に、そして同時に長期的な目線を持って取り組むことが求められています。
この総括レポートは、2023年度の研究会における講演やディスカッションの内容を取りまとめたものです。よりよい温泉まちづくりに向け、具体的なアクションを起こすヒントにしていただけたら幸いです。
- 発行年月 2024年3月
- 編著 (公財)日本交通公社
- 発行 (公財)日本交通公社
- 判型・ページ数 A4判 92ページ
- 価格 定価1,650円(本体1,500円 + 税)
★PDF形式で全文無料公開中 ※PDF版の転載はご遠慮ください
【PDF版(全ページ)】温泉まちづくり 2023年度温泉まちづくり研究会 総括レポート
★オンライン書店よりPOD版を発行予定
※本書は当サイトでの販売は行っておりません
◆目次
第1回温泉まちづくり研究会
ポストコロナの温泉まちづくり 環境対策の必要性と人材不足に対する危機感
- 2023年上期の観光動向
- 観光面から考えるタイの環境対策について
- 温泉地報告「温泉地の環境対策と人材不足対策①」〜意見交換
第2回温泉まちづくり研究会
豊かな海とそこで育まれてきた文化を守る鳥羽温泉郷の取り組みを学ぶ
- 鳥羽温泉郷の全体像と各事業者の取組
- 鳥羽温泉郷と海との関わり
- 温泉地報告「温泉地の環境対策と人材不足対策②」〜意見交換
第3回温泉まちづくり研究会
文化都市・京都におけるサステナブルな取り組みの最前線を学ぶ
- 京都市における環境対策
- 人材育成の課題と最前線
- ホテル視察
- 温泉地報告「温泉地の環境対策と人材不足対策③」~意見交換