本書は2020年度に「温泉まちづくり研究会」にて議論を行った結果をとりまとめたものです。
コロナ禍で温泉地としてのあり方が問われるなか、今年度は、初代町長のまちづくり精神を100年にわたって受け継ぎ、官民協働で取り組みを進めている道後温泉の様子を学びました。また、「雪国文化」を体感できる宿として地域をつなぐ試みを進めている南魚沼市のryugonから、温泉地での長期滞在を実現するために必要な考え方や要素を学びました。
コロナ禍での温泉地の課題や対応策を共有しながらも、ポストコロナを見据え、長期的かつ地道にまちづくりに取り組んでいくことの重要性を改めて認識させられる一冊です。
よりよい温泉まちづくりに向け、具体的なアクションを起こすヒントにしていただけたら幸いです。
・発行年月 2021年3月
・編著 (公財)日本交通公社
・発行 (公財)日本交通公社
・判型・ページ数 A4判 64ページ
・価格 定価1,650円(本体1,500円 + 税)
★PDF形式で全文無料公開中 ※PDF版の転載はご遠慮ください
【PDF版(全ページ)】温泉まちづくり 2020年度温泉まちづくり研究会 総括レポート
★オンライン書店よりPOD版を発行予定
※本書は当サイトでの販売は行っておりません
◆目次
第1回温泉まちづくり研究会
ポストコロナを見据えた温泉地のあり方とは
・新型コロナウイルスと観光の復興について
・各温泉地の現状と取り組みについて
第2回温泉まちづくり研究会
ポストコロナの温泉地のあり方を考える
~道後オンセナートのその後と道後温泉におけるコロナ対策の取り組みから~
・講演 道後温泉の活性化について ~官民協働で百年輝き続ける最古の湯 道後~
・ディスカッション
第3回温泉まちづくり研究会
ポストコロナの「温泉バカンス」 ~温泉地におけるこれからの滞在スタイルを考える~
・講演 雪国文化を未来へつなぐ ~ryugonのコロナ禍でのチャレンジとこれから~
・ディスカッション