デンマーク・ドイツのサステナブルツーリズムを視察してきました(9月25日~10月5日)

9月25日~10月5日にかけて、「温泉まちづくり研究会」の取組の一環として、ドイツとデンマークに視察に行ってまいりました。

温泉まちづくり研究会では2022年から2025年にかけて、温泉地における環境対策をテーマに研究を行う計画を立てております。2022年はインプットの年と位置付けており、まずはサステナブルツーリズムに先進的に取組んでいる欧州を訪れました。

Richter様へのヒアリング

デンマークでは、Visit DenmarkのThybo様、Destination BornholmのE.Asp様とEngsig様、Hotel Green Solution HouseのRichter様にヒアリングを行いました。政府観光局、島のDMO、ホテルと立場は異なるものの、サステナブルをブランディング戦略として活用し、ハイ・リピーターへのアピール、ショルダーシーズンの集客、単価の維持向上等につなげている様子がどなたのお話からもうかがうことができました。また環境対策だけに注力するのではなく、経済循環の創出、コミュニティの活性化も重視して活動なさっていました。

ドイツでは、バーデンバーデンでHotel am SophienparkのKaiser様にヒアリングを行いました。ドイツでは、デンマークと比較すると観光地やホテルのサステナビリティの発信を積極的には行っていません。しかし、人工甘味料の入った飲み物ではなく地元の水や果物を使った飲み物を提供する、ペットボトルではなく瓶に入った飲み物を部屋に置く、などという環境に配慮した取組は、高級ホテルにおいては不可欠になっており、逆にそのような取組を行っていないホテルは、高級ホテルへの宿泊を求めるような消費者には受け入れられないとのことでした。

この度の視察の内容は11月に開催予定の第2回研究会にて温泉まちづくり研究会会員の皆様に共有し、議論を行う予定です。

Kaiser様へのヒアリング
(地元で作られた炭酸水やジュースをいただきました)
Hotel am Sophienparkの客室内
(ガラスの瓶に入った炭酸水とガラスのグラスが置かれています)

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