温泉まちづくり研究会由布院宣言2021
この宣言は、コロナ禍で改めて認識した「温泉地として大切にしていきたいこと」を温泉まちづくり研究会として確認し、共有するものです。
※本宣⾔を採択した2021年度温泉まちづくり研究会第2回研究会開催地域(由布院温泉)の名前をとって由布院宣⾔2021としています。
①人生に「旅」と「観光」は必要なものです。
その認識のもと、我々は誇りをもってお客様をお迎えします。
-コロナ禍で制限されることの多かった旅⾏ですが、旅⾏の根幹である「⼈と会う、5感で感じる」ということは、⼼と⾝体の健康、そして(⼦供の)成⻑に必要なものです。温泉地として、古来からの温泉の役割である「癒し」と「保養」が提供できているかを常に意識しつつ、地域ならではの経験価値を提供していきます。
-コロナ禍では、「本当に⾏っても⼤丈夫ですか」と事前に確認してくださる来訪者の⽅が多くいらっしゃいました。例えば、温泉地の安全・安⼼は、受け⼊れ側の努⼒だけで実現できるものではなく、来訪者の理解と協⼒があって実現できるものです。温泉地として⼤切にしたい理念や姿勢を⽰し、来訪者の皆様にもご理解いただきながら温泉まちづくりを進めます。
②住民が愛着と誇りを持てる温泉まちづくりを目指します。
-住⺠の暮らしやライフスタイルは温泉地の魅⼒の重要な要素の⼀つです。事業者のみならず、住⺠が温泉地に愛着と誇りを持っているからこそ温泉地の景観や雰囲気が保たれます。地元や住⺠に愛され、信頼される温泉まちづくりを進めていきます。
③観光産業が持つ影響力を認識し、持続可能な温泉まちづくりを進めます。
ー観光産業は様々な産業に多⼤な波及効果を及ぼしています。観光産業が健全でいることが多くの⽅の雇⽤や⽣活、そして地域の経済を守ることにつながります。改めて⼀次産業や⼆次産業との連携を⼤切にして温泉まちづくりを進めます。
ー⾃然の恵みである温泉資源を我々は享受して⽣活しています。温泉地として後世に引き継げるよう、⾃然環境や温泉⽂化の保全に努めます。
改めて各主体との連携による「温泉まちづくり」を進め、
より強固な信頼関係を築くことで温泉地としての存在意義を高めていきます。
「温泉まちづくり研究会 由布院宣言2021」(PDF版)はこちら
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